【#モリマサヒコ】8万フォロワーからの共感を得るコンテンツ企画術


こんにちは! しの(@shino74_811)です。

株式会社IDENTITYさんのイベントに参加するべく、名古屋に来ています。

今回参加したイベント内容はこちら。

 

 

【IDENTITY EVENT#1】人気クリエイターが考える、共感を得るコンテンツのつくり方。8万フォロワーの心を動かす企画術とは

 

 

企業と地域のデジタルマーケティングを支援するクリエイティブカンパニー『IDENTITY』。
今回、私たちは新たな取り組みとしてビジネスイベントを開催することになりました。
イベントでは、毎回、マーケティングやスタートアップなど各分野で活躍されているかたをゲストとしてお招きし、個人の経験に基づいたビジネス戦略についてのトークセッションを行います。(イベント公式サイトより抜粋)

 

現在、8万フォロワーをもつライターのカツセマサヒコさんに、「企画術」を聞いてみようというもの。

イベントハッシュタグは「#モリマサヒコ」なので、ぜひチェックしてみてください。

 

登壇者紹介

 

今回の登壇者はこちらのおふたり。

 

【ゲスト】カツセマサヒコさん

 

カツセマサヒコ

 

1986年東京都生まれ。明治大学を卒業後、大手印刷会社の総務部に勤務。5年後、趣味で書いていたブログがきっかけで株式会社プレスラボに転職し、ライター/編集者としての道を歩み始める。Twitter上での「妄想ツイート」が話題を呼び、「タイムラインの王子様」として若い世代を中心に絶大な人気を獲得。フォロワー数は、8万を超える。2017年4月に独立し、現在はフリーランスとして幅広いメディアで活躍中。(イベント公式サイトより抜粋)

 

 

【モデレーター】モリジュンヤさん

 

モリジュンヤ

 

横浜国立大学経済学部卒。『greenz.jp』編集部に参加し、副編集長を経験後に独立。フリーライターとして数々のメディアに寄稿する他、『THE BRIDGE』等のメディアブランドの立ち上げや運営に関わる。2015年に編集デザインファーム「inquire」を創業。「問い」と「探求」をテーマに、個人、組織、社会の変革を支援している。IDENTITY Inc.共同創業、NPO法人soar副代表、NPO法人マチノコト理事。(イベント公式サイトより抜粋)

自己紹介はほどほどに、カツセさんが以前レポートされていた「森、道、市場」の話題をさっくりとしたのち、本題へ。

 

トークセッション前半「セルフブランディング」

 

セルフブランディング

 

モリジュンヤさん(以下敬称略):

まず、はじめにセルフブランディングからいきましょうか。

セルフブランディング、最初ってなにから行ったんですか?

 

カツセマサヒコさん(以下敬称略):

当たり前ですけれど、僕もツイッターは“200フォロワー”とか“90フォロワー”とかからスタートしています。

最初は全員リアルな友達でした。今は全員リムーブされてますけど(笑)

 

ツイッターが流行り始めた2011年くらいって、すでにたくさんツイッターで影響力を持っている人たちがいたんです。

当時、僕はモヤモヤしていた会社員時代を過ごしていて、そういう人たちを僕も見ていました。

 

その時から、ツイッターで影響力を持っている人って、尖った発言だったり、意識高い発言をするんです。

その姿を見て、そこから僕もストイックに考え始めました。

 

「憧れている人のやっていることは、どんどん真似しよう」と思って、誰に見せても恥ずかしいことを呟くようになりました。

普通は逆だと思うんですけど(笑)

 

ちなみに、「カツセマサヒコ」がカタカナの理由って、

 

・カツセマサヒコで、エゴサーチ対策をするため

・当時憧れていた人たちが、すでにカタカナの名前だったから

 

っていうことなんですよ。

 

 

モリ:そして、自分から発信したいことと、周りからのイメージを調整するように?

 

カツセ:はい。ツイッターのユーザー世代を考えていた時に、恋愛コンテンツ好きな人が多いと思っているので、そこに焦点を当ててましたね。

僕が影響力を持てるようになるために人と違ったことは、これを5年間やってる継続の力です。

 

 

モリ:ツイートのどれが反応が良かったかとかはみてますか?

 

カツセ:見てます。マイナーチェンジを今でもやっているし、心がけてますね。

一時期、家族のつぶやきを多くしていた時期があって、反応が良かったけど、どんどん依頼をもらう仕事も家族の記事ばかりになりそうで、コンテンツにするのとはちょっと違うと思ってやめました。そして、フォロワー層も考えて恋愛コンテンツを呟くようになりました。

 

 

モリ:ライターとしてのブランディングの軌道修正はしていますか?

 

カツセ:ライター外の仕事は受けないようにとかはしてます。モデルで出るものとか。

あと、「おいしくないものをPRしてください」とかっていうのもお断りしてます。おいしくないものを、おいしく書くことは僕にはできないです。

8万人が見ているという意識はしていますね。

 

 

モリ:ツイッターの自分と、実際の自分との、窮屈さやギャップは感じたり?

 

カツセ:それは、めっちゃあります。

余裕があるように思われたいけど、本当は階段1つ飛ばしでセカセカ生きたい(笑)。焦ってはいますね。

 

ただ、ギャップはだいぶ消えてます。

ツイッターの自分は、全体の自分の一部にしか過ぎないので。

 

 

モリ:ほかのSNSでのカツセさんはどんな感じ?

 

カツセ:ツイッターぽいこと言おう、と思っていて意識してます。

1人の人生を変えられるほどではないけれど、-2だったものを0にしたり、0のものを0.5にできるくらいには背中を押したい。

あとは、想定外のことを言わないようにもしてます。

 

 

コンテンツの企画力

 

ここで、

会場から「影響力がない場合、企画で人を惹きつけるにはどうしたらいいですか?」という質問が。

 

 

カツセ:本当に広めるべきコンテンツは、広まっていくと思います。

 

ライターになる前の会社員の頃、ドミノ倒しイベントをやっていた頃があるんですよね。

最初はなかなか集まらなかったんですけど、毎年1回くらいやっていたらいつの間にかsoldoutする企画になっていて。

 

コンテンツに力があれば、誰かが拾って拡散してくれる、とわかりました。

 

たまに、「ライターになりたい」っていう若い子に

「ライターになりたいんですけど、どうやったらツイッターのフォロワーが増えますか?」

って言われるんですけど、

 

「影響力がないとライターやれない」じゃなく「コンテンツがいいからフォロワーが増える」なんですよね。

 

 

あと、企画を作るときには「深堀り・逆張り・遡り」という3つのことを考えるようにしています。

 

「深掘り」

ーその事柄について掘り下げる

・魅力をたくさん考えてみる

・みんなが好きなものを深掘る

 

「逆張り」

ートレンドの真逆を考える

・みんなが好きな○○を嫌いな人は?

・トレンドになった、ネガティブな言葉は?

 

「遡り」

ーその事柄の一番最初は何か、を考える

・初めて行った人

・実はこの人が作ってた

 

 

企画の立て方

 

そのまま、話は企画の流れへ。

 

ターゲット

どういう人がこの文章を読みたいかどういう人に向けてこの文章を届けたいか、をまず考えますね。

「ここの読者に向けてこの文章を書こう」って決めてます。

 

読者ニーズの掴み方

これは僕だからできるっていうのもあるんですけど、フォロワーのリプライとかツイートで何が求められているかはわかります。

あとは、素人感覚いになること。斜に構えるのではなく、一般受けするものは何かって考えてます。

ミーハーなのが売りなので、流行りものを見ていますね(笑)

 

 

フォロワーとのコミュニケーション

 

モリ:フォロワーとはどんなコミュニケーションとってますか? ツイッターのリプライは返す?

 

カツセ:リプライは基本、返さない。返すなら、8万人が見てポジティブになるようなものを返してます。

たまには、怒りに任せて感情的に返すこともあるけど(笑)

 

LINE@も本当にたくさん登録してくれている方がいるんですけど、中にはすごく個人的な話をしてくれる人もいたりして。ツイッターも含めてですが、全部読んでます。

お誕生日、就職、転職、おめでたものに関しては見逃さなければ返してます。

 

 

モリ:もらえるメッセージは、いいメッセージばかりではない?

 

カツセ:はい。絵文字つけたら「おっさんくさい」とか言われましたよ(笑)

ただ、仕事で疲れたときに傷つくメッセージをいただくと、しばらくツイッター見ないとかあります。当たり前に、人間なんで、傷つきますよ。

 

 

文章術

 

モリ:ライターとしての考え方ってある? 一時期話題になってた、読モライターになりたいとかも思われてそうだけど?

 

カツセ:思われますね。ただ、ライターの仕事は、クライアントがいて、そのクライアントには誰に届けたいっていうのがあって、さらにニーズがあって、そのツールが僕なだけなので。

もし、それで顔出しが必要なのであればやるし、真面目にしんみりさせたいならそれもそれでやります。

 

逆に言うと、僕のやりたいだけのものは、一切世に出てないです。

 

だから、フォロワーは記事に振り回されていると思いますね(笑)

ライターは使い分けて仕事をもらうべきだし、僕は専門的な知識がないので、いろいろなテイストを考えて切り口を考えてかないと仕事が来ない。いい意味で今マルチに仕事をできているのは、仕事の幅を広げていたからかなとも思います。

 

もしライターになりたいっていう人は、どんなライターになりたいのかっていうことを、自分自身で決めたらいいのではないかなと思いますね。

 

 

モリ:そうはいっても、どの記事も“カツセらしさ”って入ってると思うんですけど、そのらしさって意識してますか?

 

カツセ:いくつか「カツセマサヒコ構文」はあると思います。

妄想もその飛び道具ですし。食レポ、旅レポとかのどうしても言葉にできないときは素直に「うおーーースゲーーー!」って言います(笑)

 

あとは、リズム感。

尊敬しているライターさんの文体を見ながら、そのエッセンスを入れて文章のリズム感を作ってる気がします。

 

ちなみに、その自分らしさを知るのにいいツールは、ブログ。

一定の温度感で10本記事書く、とかをやると、自分らしさがよく見えます。

編集すればするほど自分のらしさが出てくるので。

 

あと、webの文章で言えることは、webの大原則としてもったいぶらないこと。

メディアがどこでも読者にとっては関係ない。

読者全員と「はじめまして」の感覚で書かないといけないんです。

 

たとえば、タイムラインで流れてきたとしても、クライマックス来てるものがないとクリックしてもらえないので、タイトルもアイキャッチも、そうさせます。

クリックした後も、サビばかり頭に持ってきて最初にいいところを紹介してあげたらいいと思います。

 

極端な話、冒頭全部サビにして、後は全部Aメロ、Aメロ、Aメロ、Aメロ、でもいいと思うんですよ。離脱率は上がるかもしれないけど(笑)

 

 

モリ:文章書くって言ってもいろいろな表現をすると思うんですけど、どんな方法で体得してますか?

 

カツセ:実践あるのみ。

 

たまにライターさんの中には、“レベルアップの音が聞こえる人”がいるらしいんですけど僕にはそれはないので、リリースした後のリアクションで成長や手応えは感じられたりしてます。

 

 

モリ:練習とかってしましたか?

 

カツセ:note、LINEブログで試してみて、型を作って、実践していましたね。

普段の記事のテイストの提案も、ブログから上げていくケースが多いです。

人の記事だと難しいところも多いので自分の記事だとわかりやすいじゃないですか。

 

取材相手にも、クライアントにも記事を見せて、いい意味で拍子抜けしてもらったり、ハードルを下げたりしてます。

取材相手だと、その拍子抜けのおかげで、そこからさらに面白い話を聞くことができたりもしてます。

 

 

トークセッション後半「地域ブランディング」

 

モリ:地域の魅力をどうやって伝えてますか? 何が大事?

 

カツセ:そうですね。人って、自分の住んでいるとこ以外に関心がないんですよ。

だから、自分が他県に住んでいるという目線で面白いと思えるものは、コンテンツとしても面白いと思うんです。

 

典型例だと、僕の住んでる町田を書いた記事が人生で一番伸びた記事で。

これって、コンテンツとして客観的に町田を見ることができたから紹介できたと思うんです。

 

なにも、ナンバーワンっていう紹介の仕方をしなくても、集客はできるなと思います。

 

 

モリ:つまり、この地域だからではなく、「コンテンツとしてどうか」ということですか?

 

カツセ:そうですね。もしくは、インスタジェニックかどうか。

最近の若い人たちは、「この写真を撮りたい」でその場所に行くって聞いたので。

もしくは、コンテンツ力の高いもので書きます。

 

コンテンツの作り方のときには、ヨッピーさんという尊敬しているライターさんの言っていたことも大切にしています。

 

ひとつは、広さ(日本全国まで届くものかどうか)。

もうひとつが、距離感(自分ごとか他人事か)。

そして、深さ(どのくらい掘り下げているか)。

 

 

 

そして、最後は「企画に煮詰まったら?」という会場の方からの質問で幕を閉じます。

 

カツセ:企画に煮詰まった時は、基本は1人で考えるけど、同業種じゃない他人に相談してみますね。

僕の場合、女性向けコンテンツが圧倒的に多いので、妻とか全く目線の違う人に確認してもらってます。

 

 

 

終始和やかな雰囲気で行われたイベントでしたが、企画に興味がある方が集まっただけあって、とても熱心な会場の様子が印象的でした。

現場からは以上です。拙い文章でしたが、読んでくださった方、ありがとうございました。

 

そして、カツセマサヒコさん、モリジュンヤさん、素敵なお話をありがとうございました!


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