最終学歴“高卒”に戻りました-わたしの小さな夢の話

sea

しの(@shino74_811)です。

10月の最終日には絶対にブログを書こうと決めた中旬があっという間に過ぎ、気がつけばハロウィン。

言葉に残しておきたい感情が褪せないうちに言葉に残します。

 

最終学歴が“高卒”に戻りました

さて、ひとつめ。

表題の通り、最終学歴“高卒”に戻りました。通っていた専門学校を10月末日で退学しました。

大学中退に続いて2度目の中退です。履歴書の“学歴”がめちゃめちゃ長いことが自慢になりました。(ぐちゃぐちゃです)

 

順当に生きていたら、わたしは大学4年生でした。20歳で1度目の中退。今月、22歳で2度目の中退を経験しました。

まさか人生で2回も中退を経験することになるとは思っていなかったので、本当に人生っておもしろい。

決断した本人は気楽なものです。

 

どうして中退を選んだのかというと、残り1年半ある学生生活の時間を文章を書くことに振り切りたかったからです。

学生であることや学ぶ環境って、必要なものだし有意義な時間です。

学びそのもの以外にも、その場所で巡り合った人はかけがえのないものだと思います。

大学に通っていた2年間と、専門学校に通っていた1年半で、わたしはこの先も一緒に制作活動をしたいと思える大切な仲間に出会えました。

 

でも、どうしても心の中にあった“ある”想いがわたしを長い間悩ませ続けていました。

それは、「どう生きたいの?」という自分自身への問いかけ。

 

なにかしら「表現すること」を仕事にできないかと思って選んだ多摩美術大学。

できなくてもいいから「表現の幅を広げたい」と思って選んだデザインの専門学校。

わたしの選ぶ道はすべて“表現”でつながっていて、バラバラに見えても根底には同じひとつの想いがあります。

どんな形であれ表現を仕事にしたい。

わたしの、曖昧でゆるやかで、でも長い間ブレを知らない想いです。

 

note

 

小・中・高・大とふりかえってみると、わたしのそばにはいつも“表現”がありました。

絵を描く、音楽を奏でる、演技をする、踊る、そして言葉を書く。

いろいろな表現に触れたからこそわかる、言葉を軸に生きていたいという願い。

この想いがハッキリとした瞬間に、曖昧に学校に通い続けることは今のわたしのベストではないと感じたのです。

 

 

そして、これからですが、しばらくは学生時代と変わらずフリーランスを続けます。

もともと今年の春に届けを出して学生フリーランスとして活動していたので、「学生」だけがホロリと落ちました。

ただ、もともと芸術を学ぶことそのものは好きなので、大学に戻りたいという気持ちがフツフツと表れるかもしれません。もしくは、意地でも大卒の学位を取らなければいけないときがくるかもしれません。

そのときはまたゆっくりと考えて、こたえが出たらまた一歩ずつ歩き出します。

 

 

インタビューを経験して、言葉が好きだってまた気がついた

つぎに、ふたつめ。(もともとは、こっちを主に書きたかったのですが)

生まれて初めてインタビューを受けました。

Facebookで思いを綴ったらすごく長い文章になってしまったので、すこし分けてこっちでも残しておこうと思います。

今回、取材を提案してくださった園田さんは、もともとYOSCAでわたしの編集を担当してくださっていた方でした。

最初にお話をいただいたときは、正直「わたしに何が伝えられるだろう…?」と、ありがたいのと同時にすごく戸惑いが大きくて。

ライター歴はまだまだ1年、役所に申告系の届けを出してからなんてまだ半年。バズを生み出せるわけでもなければ、誰もが羨む文才があるわけでもありません。

「そんなわたしが未経験のライターさんに伝えられることって…?」

インタビュー前に頭を悩ませていたのですが、たどり着いた答えは「普通さをそのまま伝えよう」というものでした。

記事の中でもある通り、わたしがライターとして良いスタートダッシュを切ることができたのは“行動力”が大きな助けになってくれています。

でも、それだけ。
当時のわたしはあくまでも「文章を書くことが好きで、なんとなく興味がある」くらいの人でした。

ツイッターでたまたま拡散されて回ってきた、(当時)LIGのさえりさんの記事を読んでライターに興味を持ち、エモいカツセさんの文章に惹かれて綺麗なのっちさんの文章に心を打たれて透き通るようなしおたんさんの文章に憧れて…。

そんな、どこにでもいるような大学生でした。

ライターのほとんどは顔を出していないし、なんならクレジットすら入らない記事がたくさんあるのに、そんなことも知りません。

ある意味YouTuberのように、身近な芸能界っぽい幻想を抱いていたことも否定できないです。そのくらい淡くてぼんやりとした憧れでした。

それでもやってみたい。飛び込んでみたい。「今だ」というタイミングの音が鳴ったのが、わたしの中では去年のちょうど今頃。2016年の10月。

もちろん、まだまだポンコツなところもたくさんあって、よく怒られているし、不摂生がたたって体調崩すこともあるしで、自分のことながら呆れかえってしまうくらいなのですが。

「少しはマシになっただろうか?」と、毎日のように自問自答を繰り返しながらちょっとずつでも成長したい・多くの人に届いて欲しいと願い、記事を書いています。

 

あくまでも、未経験のライターの方に向けてわたしが伝えられることとして話しました。

想像以上に多くの方の元に届いたみたいで、すこしびっくりしています。読んでくださった方、ありがとうございました。

 

sea

 

インタビューを受けることは、わたしの目標でもあり夢のひとつでもありました。

お話をいただいたときは、とにかくすごくすごく嬉しくて。細々とだったけれど、続けてきたことを見ていてくれた方がいたのだなって、そう思いました。

 

バズを生み出せるわけでもなければ、誰もが羨む文才があるわけでもありません。

(中略)

ツイッターでたまたま拡散されて回ってきた、(当時)LIGのさえりさんの記事を読んでライターに興味を持ち、エモいカツセさんの文章に惹かれて綺麗なのっちさんの文章に心を打たれて透き通るようなしおたんさんの文章に憧れて…。

そんな、どこにでもいるような大学生でした。

 

ここが、わたしの思いのすべてです。

イマドキの大学生っぽいきっかけでライターの世界に飛び込んで、たった1年間でも「こんなことってある?」みたいなハプニングに(頻繁に)出くわすようになりました。

踏み込めば踏み込んだ分だけ優秀な方に出会うので、実力の無さを実感します。

苦手だったデザインに必死で立ち向かうよりもずっとずっと、文章で自信をなくすのはつらいです。

 

でも。

それでも、書きたい。誰かのために書いていたい。文章を書くことで生きていたい。

インタビューという機会に恵まれたことで、心の中にあった想いをハッキリと言葉にして伝えてもらうことができました。

たくさんの夢や目標、まだまだ成し得ていないことはたくさんあります。

それらひとつひとつを拾い集めるように、まっすぐな気持ちでがんばります。

 

ドトールコーヒー

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ツイッターのプロフィール欄に「ライター」と記入した日から、今月でちょうど1年が経過する。

4文字の追加を終えた編集画面でたったワンクリック、“更新”の文字を押す指が幾度となく震えたその日の記憶が、頭の中に独特の立体感を持ったまま残り続けている。

 

ーー

 

2016年8月、炎天下の空のもと、逃げこむように入った上野駅の高架下、ドトールコーヒー。

はじめてお仕事で書いた記事は単価がたしか400円くらい。もう少しすくなかったかもしれないし、多かったかもしれない。

1,800字ほどある原稿を、3日間、合計3回の戻しをもらってなんとか完成させた。

金額なんてどうでもよかった。ただ、ライターという世界を知りたい一心だった。

 

その後は、知り合ったライターさんに紹介してもらい、キュレーションメディアに関わるようになった。

1本1,000円の契約をいただいて、涙が出るほど嬉しかった。支払われた給与明細をみたら、1本500円だった。涙が出た。

 

 

ーー

 

 

という略歴から、1年。インタビュー、取材、大好きな文房具のこと、恋のこと、小さなコラム。いろいろ書いたな。

めまぐるしいほど環境が変わって、憧れだった方とのお仕事ができるようにもなってきた。

去年のわたしでは信じられなかったお仕事が、今はできる。名刺に書かれた「ライター」の文字が、少しは浮いて見えなくなってきたみたいだ(と、思いたい)。

 

1年で何が変わっただろう、と考えてみたけれど、残念ながらあんまり変わっていない。

考え方も好きな人もよく食べるものも、よく行くカフェも。

本当に一歩ずつだけれど、“直感には素直に”ゆっくりゆっくり進んでいるのかも、なんて思っていたり。

 

それでも、まだまだ。

まだまだたくさんの夢があるし、まだまだ実力もない。控えめに言っても、がんばりたいことだらけ。

 

 

1995年8月生まれの22歳。

若いだなんて言ってもらえるけれど、たぶんあっという間にわたしも同じセリフを言うようになってしまうはずだ。

そうなる前に、少しでも前に進んでおかないと。そんな気持ちが、いつもわたしの背中をすっと押してくれる。

 

去年のわたしと変わらず、わたしはわたしが今できる最高のことをしよう。

そう思いながら、今日もドトールコーヒーで「アイスティーのSサイズにガムシロップを4/7くらい入れたやつ」を飲んでは原稿に頭を悩ませている。

 

今日は、どんな文章を書こうかな。

 

 

【#モリマサヒコ】8万フォロワーからの共感を得るコンテンツ企画術

モリマサヒコ

こんにちは! しの(@shino74_811)です。

 

 

株式会社IDENTITYさんのイベントに参加するべく、名古屋に来ています。

今回参加したイベント内容はこちら。

 

 

【IDENTITY EVENT#1】人気クリエイターが考える、共感を得るコンテンツのつくり方。8万フォロワーの心を動かす企画術とは

 

 

企業と地域のデジタルマーケティングを支援するクリエイティブカンパニー『IDENTITY』。
今回、私たちは新たな取り組みとしてビジネスイベントを開催することになりました。
イベントでは、毎回、マーケティングやスタートアップなど各分野で活躍されているかたをゲストとしてお招きし、個人の経験に基づいたビジネス戦略についてのトークセッションを行います。(イベント公式サイトより抜粋)

 

現在、8万フォロワーをもつライターのカツセマサヒコさんに、「企画術」を聞いてみようというもの。

イベントハッシュタグは「#モリマサヒコ」なので、ぜひチェックしてみてください。

 

登壇者紹介

 

今回の登壇者はこちらのおふたり。

 

【ゲスト】カツセマサヒコさん

 

カツセマサヒコ

 

1986年東京都生まれ。明治大学を卒業後、大手印刷会社の総務部に勤務。5年後、趣味で書いていたブログがきっかけで株式会社プレスラボに転職し、ライター/編集者としての道を歩み始める。Twitter上での「妄想ツイート」が話題を呼び、「タイムラインの王子様」として若い世代を中心に絶大な人気を獲得。フォロワー数は、8万を超える。2017年4月に独立し、現在はフリーランスとして幅広いメディアで活躍中。(イベント公式サイトより抜粋)

 

 

【モデレーター】モリジュンヤさん

 

モリジュンヤ

 

横浜国立大学経済学部卒。『greenz.jp』編集部に参加し、副編集長を経験後に独立。フリーライターとして数々のメディアに寄稿する他、『THE BRIDGE』等のメディアブランドの立ち上げや運営に関わる。2015年に編集デザインファーム「inquire」を創業。「問い」と「探求」をテーマに、個人、組織、社会の変革を支援している。IDENTITY Inc.共同創業、NPO法人soar副代表、NPO法人マチノコト理事。(イベント公式サイトより抜粋)

自己紹介はほどほどに、カツセさんが以前レポートされていた「森、道、市場」の話題をさっくりとしたのち、本題へ。

 

トークセッション前半「セルフブランディング」

 

セルフブランディング

 

モリジュンヤさん(以下敬称略):

まず、はじめにセルフブランディングからいきましょうか。

セルフブランディング、最初ってなにから行ったんですか?

 

カツセマサヒコさん(以下敬称略):

当たり前ですけれど、僕もツイッターは“200フォロワー”とか“90フォロワー”とかからスタートしています。

最初は全員リアルな友達でした。今は全員リムーブされてますけど(笑)

 

ツイッターが流行り始めた2011年くらいって、すでにたくさんツイッターで影響力を持っている人たちがいたんです。

当時、僕はモヤモヤしていた会社員時代を過ごしていて、そういう人たちを僕も見ていました。

 

その時から、ツイッターで影響力を持っている人って、尖った発言だったり、意識高い発言をするんです。

その姿を見て、そこから僕もストイックに考え始めました。

 

「憧れている人のやっていることは、どんどん真似しよう」と思って、誰に見せても恥ずかしいことを呟くようになりました。

普通は逆だと思うんですけど(笑)

 

ちなみに、「カツセマサヒコ」がカタカナの理由って、

 

・カツセマサヒコで、エゴサーチ対策をするため

・当時憧れていた人たちが、すでにカタカナの名前だったから

 

っていうことなんですよ。

 

 

モリ:そして、自分から発信したいことと、周りからのイメージを調整するように?

 

カツセ:はい。ツイッターのユーザー世代を考えていた時に、恋愛コンテンツ好きな人が多いと思っているので、そこに焦点を当ててましたね。

僕が影響力を持てるようになるために人と違ったことは、これを5年間やってる継続の力です。

 

 

モリ:ツイートのどれが反応が良かったかとかはみてますか?

 

カツセ:見てます。マイナーチェンジを今でもやっているし、心がけてますね。

一時期、家族のつぶやきを多くしていた時期があって、反応が良かったけど、どんどん依頼をもらう仕事も家族の記事ばかりになりそうで、コンテンツにするのとはちょっと違うと思ってやめました。そして、フォロワー層も考えて恋愛コンテンツを呟くようになりました。

 

 

モリ:ライターとしてのブランディングの軌道修正はしていますか?

 

カツセ:ライター外の仕事は受けないようにとかはしてます。モデルで出るものとか。

あと、「おいしくないものをPRしてください」とかっていうのもお断りしてます。おいしくないものを、おいしく書くことは僕にはできないです。

8万人が見ているという意識はしていますね。

 

 

モリ:ツイッターの自分と、実際の自分との、窮屈さやギャップは感じたり?

 

カツセ:それは、めっちゃあります。

余裕があるように思われたいけど、本当は階段1つ飛ばしでセカセカ生きたい(笑)。焦ってはいますね。

 

ただ、ギャップはだいぶ消えてます。

ツイッターの自分は、全体の自分の一部にしか過ぎないので。

 

 

モリ:ほかのSNSでのカツセさんはどんな感じ?

 

カツセ:ツイッターぽいこと言おう、と思っていて意識してます。

1人の人生を変えられるほどではないけれど、-2だったものを0にしたり、0のものを0.5にできるくらいには背中を押したい。

あとは、想定外のことを言わないようにもしてます。

 

 

コンテンツの企画力

 

ここで、

会場から「影響力がない場合、企画で人を惹きつけるにはどうしたらいいですか?」という質問が。

 

 

カツセ:本当に広めるべきコンテンツは、広まっていくと思います。

 

ライターになる前の会社員の頃、ドミノ倒しイベントをやっていた頃があるんですよね。

最初はなかなか集まらなかったんですけど、毎年1回くらいやっていたらいつの間にかsoldoutする企画になっていて。

 

コンテンツに力があれば、誰かが拾って拡散してくれる、とわかりました。

 

たまに、「ライターになりたい」っていう若い子に

「ライターになりたいんですけど、どうやったらツイッターのフォロワーが増えますか?」

って言われるんですけど、

 

「影響力がないとライターやれない」じゃなく「コンテンツがいいからフォロワーが増える」なんですよね。

 

 

あと、企画を作るときには「深堀り・逆張り・遡り」という3つのことを考えるようにしています。

 

「深掘り」

ーその事柄について掘り下げる

・魅力をたくさん考えてみる

・みんなが好きなものを深掘る

 

「逆張り」

ートレンドの真逆を考える

・みんなが好きな○○を嫌いな人は?

・トレンドになった、ネガティブな言葉は?

 

「遡り」

ーその事柄の一番最初は何か、を考える

・初めて行った人

・実はこの人が作ってた

 

 

企画の立て方

 

そのまま、話は企画の流れへ。

 

ターゲット

どういう人がこの文章を読みたいかどういう人に向けてこの文章を届けたいか、をまず考えますね。

「ここの読者に向けてこの文章を書こう」って決めてます。

 

読者ニーズの掴み方

これは僕だからできるっていうのもあるんですけど、フォロワーのリプライとかツイートで何が求められているかはわかります。

あとは、素人感覚いになること。斜に構えるのではなく、一般受けするものは何かって考えてます。

ミーハーなのが売りなので、流行りものを見ていますね(笑)

 

 

フォロワーとのコミュニケーション

 

モリ:フォロワーとはどんなコミュニケーションとってますか? ツイッターのリプライは返す?

 

カツセ:リプライは基本、返さない。返すなら、8万人が見てポジティブになるようなものを返してます。

たまには、怒りに任せて感情的に返すこともあるけど(笑)

 

LINE@も本当にたくさん登録してくれている方がいるんですけど、中にはすごく個人的な話をしてくれる人もいたりして。ツイッターも含めてですが、全部読んでます。

お誕生日、就職、転職、おめでたものに関しては見逃さなければ返してます。

 

 

モリ:もらえるメッセージは、いいメッセージばかりではない?

 

カツセ:はい。絵文字つけたら「おっさんくさい」とか言われましたよ(笑)

ただ、仕事で疲れたときに傷つくメッセージをいただくと、しばらくツイッター見ないとかあります。当たり前に、人間なんで、傷つきますよ。

 

 

文章術

 

モリ:ライターとしての考え方ってある? 一時期話題になってた、読モライターになりたいとかも思われてそうだけど?

 

カツセ:思われますね。ただ、ライターの仕事は、クライアントがいて、そのクライアントには誰に届けたいっていうのがあって、さらにニーズがあって、そのツールが僕なだけなので。

もし、それで顔出しが必要なのであればやるし、真面目にしんみりさせたいならそれもそれでやります。

 

逆に言うと、僕のやりたいだけのものは、一切世に出てないです。

 

だから、フォロワーは記事に振り回されていると思いますね(笑)

ライターは使い分けて仕事をもらうべきだし、僕は専門的な知識がないので、いろいろなテイストを考えて切り口を考えてかないと仕事が来ない。いい意味で今マルチに仕事をできているのは、仕事の幅を広げていたからかなとも思います。

 

もしライターになりたいっていう人は、どんなライターになりたいのかっていうことを、自分自身で決めたらいいのではないかなと思いますね。

 

 

モリ:そうはいっても、どの記事も“カツセらしさ”って入ってると思うんですけど、そのらしさって意識してますか?

 

カツセ:いくつか「カツセマサヒコ構文」はあると思います。

妄想もその飛び道具ですし。食レポ、旅レポとかのどうしても言葉にできないときは素直に「うおーーースゲーーー!」って言います(笑)

 

あとは、リズム感。

尊敬しているライターさんの文体を見ながら、そのエッセンスを入れて文章のリズム感を作ってる気がします。

 

ちなみに、その自分らしさを知るのにいいツールは、ブログ。

一定の温度感で10本記事書く、とかをやると、自分らしさがよく見えます。

編集すればするほど自分のらしさが出てくるので。

 

あと、webの文章で言えることは、webの大原則としてもったいぶらないこと。

メディアがどこでも読者にとっては関係ない。

読者全員と「はじめまして」の感覚で書かないといけないんです。

 

たとえば、タイムラインで流れてきたとしても、クライマックス来てるものがないとクリックしてもらえないので、タイトルもアイキャッチも、そうさせます。

クリックした後も、サビばかり頭に持ってきて最初にいいところを紹介してあげたらいいと思います。

 

極端な話、冒頭全部サビにして、後は全部Aメロ、Aメロ、Aメロ、Aメロ、でもいいと思うんですよ。離脱率は上がるかもしれないけど(笑)

 

 

モリ:文章書くって言ってもいろいろな表現をすると思うんですけど、どんな方法で体得してますか?

 

カツセ:実践あるのみ。

 

たまにライターさんの中には、“レベルアップの音が聞こえる人”がいるらしいんですけど僕にはそれはないので、リリースした後のリアクションで成長や手応えは感じられたりしてます。

 

 

モリ:練習とかってしましたか?

 

カツセ:note、LINEブログで試してみて、型を作って、実践していましたね。

普段の記事のテイストの提案も、ブログから上げていくケースが多いです。

人の記事だと難しいところも多いので自分の記事だとわかりやすいじゃないですか。

 

取材相手にも、クライアントにも記事を見せて、いい意味で拍子抜けしてもらったり、ハードルを下げたりしてます。

取材相手だと、その拍子抜けのおかげで、そこからさらに面白い話を聞くことができたりもしてます。

 

 

トークセッション後半「地域ブランディング」

 

モリ:地域の魅力をどうやって伝えてますか? 何が大事?

 

カツセ:そうですね。人って、自分の住んでいるとこ以外に関心がないんですよ。

だから、自分が他県に住んでいるという目線で面白いと思えるものは、コンテンツとしても面白いと思うんです。

 

典型例だと、僕の住んでる町田を書いた記事が人生で一番伸びた記事で。

これって、コンテンツとして客観的に町田を見ることができたから紹介できたと思うんです。

 

なにも、ナンバーワンっていう紹介の仕方をしなくても、集客はできるなと思います。

 

 

モリ:つまり、この地域だからではなく、「コンテンツとしてどうか」ということですか?

 

カツセ:そうですね。もしくは、インスタジェニックかどうか。

最近の若い人たちは、「この写真を撮りたい」でその場所に行くって聞いたので。

もしくは、コンテンツ力の高いもので書きます。

 

コンテンツの作り方のときには、ヨッピーさんという尊敬しているライターさんの言っていたことも大切にしています。

 

ひとつは、広さ(日本全国まで届くものかどうか)。

もうひとつが、距離感(自分ごとか他人事か)。

そして、深さ(どのくらい掘り下げているか)。

 

 

 

そして、最後は「企画に煮詰まったら?」という会場の方からの質問で幕を閉じます。

 

カツセ:企画に煮詰まった時は、基本は1人で考えるけど、同業種じゃない他人に相談してみますね。

僕の場合、女性向けコンテンツが圧倒的に多いので、妻とか全く目線の違う人に確認してもらってます。

 

 

 

終始和やかな雰囲気で行われたイベントでしたが、企画に興味がある方が集まっただけあって、とても熱心な会場の様子が印象的でした。

現場からは以上です。拙い文章でしたが、読んでくださった方、ありがとうございました。

 

そして、カツセマサヒコさん、モリジュンヤさん、素敵なお話をありがとうございました!

夏生さえり&カツセマサヒコ「妄想疲れしたふたり」#ツイ対談

ツイッタラーという言葉を耳にしたのは、約1年半ほど前だったでしょうか。

“職業:ツイッタラー”のレベルでツイッターを愛す方がいると知り、心底驚いていた過去の私。

そんな過去の記憶を紐解くかのように、待ちに待ったツイッタラーのおふたりが1年半ぶりにイベントを開催されるということでしたのでお邪魔してきました。

 

こちらです。

 

【出版記念サインイベント】さえりさん×カツセマサヒコ「妄想疲れしたふたり」

 

ハッシュタグは、「#ツイ対談

過去のイベントでも使われていたハッシュタグなので記憶に新しい方もいるかもしれません。

そんな会場は、イベントだというのにスマホを眺める方々……シュールです。いい雰囲気。男女比は7:3くらいで女性が上回っていました(そして、とにかくみなさん若い)。

 

チケットも、イベントの1週間ほど前におふたりが開催したツイキャスで売り切れになった様子。

どんなトークが飛び交うのか、楽しみです。

 

 

カツセさん、ややウケの掴み

 

(画像の悪さはごめんなさい。ご容赦ください……)

 

カツセさん、登場するやいなやある話を始めます。

 

「ある本を買ったんですよ。そこにある言葉が書いてあって。(会場、なんとも言えない笑いに包まれる)

 

“うまくやろうとするから緊張するんだ。いくら努力したって、決まってんだ。”(30ページより)

“ケ・セラ・セラの意味は、なんとかなるではなくて、なるようにしかならない、だ。”(28ページより)」

 

そう、引用元はイベントの主役でもあるさえりさんの著書、『今日は自分を甘やかす』です。

カツセさん、優しいなぁ。

 

 

それでは、イベントレポです。テンション高めにぜひどうぞ!

(抜け落ちもあるかもしれません。ハッシュタグをぜひ追ってみてくださいね〜)

 

 

カツセマサヒコさん、夏生さえりさんって……?

 

まず、今回の登壇者のおふたりのプロフィールを簡単に。

 

おふたりとも、現在はwebメディアを中心に活躍されているライターさんです。

カツセさんはプレスラボという編集プロダクションを経て、2017年の4月から独立してフリーのライターに。

書くやつ、やってます。広告記事・取材記事・エッセイ・物語・歌詞・脚本・メディア運営その他、企画・取材・執筆・編集など承ります。ラジオに出たり登壇したりすると嬉々として実家に連絡をいれます。(ツイッタープロフィール:@katsuse_m より)

 

 

柔らかい文章が特徴のライターさんです。(真面目な文章も、ものすごく、ものすごくうまいです。)

最近の記事はこちら。

 

 

さえりさんはLIGというweb制作会社での編集経験を経て、2016年4月に独立してフリーのライターに。

夏生さえり(なつおさえり)です。文章を書く人 。広告記事、取材記事、物語、エッセイ等書いてます。(ツイッタープロフィール:@N908Sa より)

 

さえりさんは今年に入って、2冊の著書を出版されています。

今日の出版イベントの内容でもある、『今日は、自分を甘やかす』

 

 

そして、漫画家の山科ティナさん(画)と一緒に出版された『今年の春は、とびきり素敵な春にするってさっき決めた』

 

「未来日記に、25歳で1冊目の本を(今回出版した)Discover21さんから出す、って書いてたんです。」というさえりさんの、夢を体現する力を実感するエピソードも聞くことができました。

 

ちなみに、カツセさんはしばらく本を出版する予定はないのだそう。

 

カツセさん(以下、敬称略):しばらくはゆるゆるとやっていきます。つまり、僕が本を出したらみんな買えよな?

 

あざとい。

 

 

ライターさんって、どんな仕事?

 

「人前に出ていることがライターなのでは?」と思われがちなおふたり。

 

さえりさん(以下、敬称略):妄想してお金が入るわけではないんです。

 

カツセ:届けたい、と思う人がいて、読んでくれる、読者がいる。書きたいことを書くのはブログでいいんじゃないか?と思います。

 

さえり:今、webメディアでは1万PV超えたら読まれたね、という時代。

そんな時代の中で20万PVを超えたのがこの記事なんです。

 

 

つまり、ライターの仕事はクライアントありき。

若い方から「ライターになりたいんです」と相談を受けることが多いというおふたりならではの、ライターになりたい若者に伝えたいことでした。

 

 

好きなことを仕事にして、嫌いになりませんか?

 

後半戦、一発目。

ツイッターからの質問に答えるおふたり。

 

「好きなことを仕事にすると、そのこと(書くこと)が嫌いになりませんか?」

 

さえり:端的にいうと、やりたくなったら自然にやるから大丈夫だよ。

 

詳しく書いているのはこちらのブログです。ぜひ読んでみてください。(本当に響く)

 

カツセ:夢は言葉に出すと、言霊的なのってあると思う。

でも、その夢を想い続けてるとその夢に近いところに行くことがあると思う。

 

いつか叶ったらいいな、くらいに気楽に思っている方が楽。

 

 

さえり:今目の前にあることを一生懸命やることも大切。

いきなりやりたいこと全部やらなくたって大丈夫。

 

 

なんでツイッター始めたの?

 

そして話題は、なぜツイッターを始めたのかについて。

 

さえり:前の会社にいたときに、忙しかったのでこのままだと想像力が死んでしまうなって思って。

 

カツセ:完全、マーケティングです。

会社でクライアントにツイッターのフォロワー数を聞かれて、そういう世界なんだなと。影響力が必要だと思ったんです。

 

普段はほっこりを届けるおふたりの文章ですが、ただ書きたいことを書くわけではないということ。

ライターのお仕事と同じように、「“読者の読みたい”はなにか」に焦点を当てているようです。

 

 

カツセ:あんまり自分の書きたい、は書いてない。でも、このシチュエーションいいな、と思って書くことはある。そしたらだんだん最近のツイートがノスタルジックになってきた(笑)

 

 

最後は、ファンサービスも忘れない

 

最後はみんなで楽しみましょう! のお楽しみタイムへ。

限定メニューに出ていた、チャーシュー丼に絡んだ妄想をみんなで見ていきましょうの会と抽選会(3名に限定で特別プレゼント!)へ。

(ちなみに、妄想はAがさえりさん・Bがカツセさんです)

 

 

そして、あっという間に1時間半のトークイベントが終わり、サイン会へ。

さすがの大行列でした。

 

 

まとめ

 

足早にまとめましたが、いかがでしたか?

来場していたお客さんみんなと作る、賑やかなトークイベントでした。会場からは常に女性の黄色い声が上がり、カツセさん、照れながらも嬉しそうでした。

 

特に、ツイッターへの姿勢やライターの仕事に関しての話は実際のイベントならではのものも多く、ライターに憧れているという人にはとてもいい刺激になるのではにかなと感じました。

私自身も、ライターになりたての頃はさえりさんやカツセさんに憧れを持ち、今でもまだおふたりのようにまっすぐ届く言葉を探すために必死です。

 

夢を持っている若い方には、届いて欲しい言葉のたくさん詰まったイベントでした。

カツセさん、さえりさん、素敵な楽しいイベントをありがとうございました。

 

それでは、簡単ではありますがこれにて!

繰り返しになりますが、ぜひハッシュタグ「#ツイ対談」もご覧くださいね。

 

肩書きよりも、どうありたいかが大切なこと

しの(@shino74_811)です。

3月28日、あるイベントに行ってきました。

 

こちらです。

銀座のEDIT TOKYO(5ヶ月間だけ限定でオープンしている本屋さん)で行われた、業界の人向けのイベントでした。もしかしたら業界の人ばかりを呼びたかったわけではないのかもしれないですが、実際のところは業界の人がたくさんいたな〜という実感。

 

話題は、先月初旬にメディア界隈をざわつかせた”読モライター”について。イベント名にもなった「××ライター」がその読モライターと言われる存在です。

 

これはイベントレポートではありません

 

それなら、そのイベントレポートをこれから書くのかと思われている気がするので冒頭で言ってしまいますが、イベントレポートはわたしが日頃から尊敬しているライターさんが驚くスピードとクオリティでまとめ上げてくださっているので、わざわざ書くことはないのかなとか思ってます。

 

イベントそのものについて知りたいという方は、このレポートかツイッターのハッシュタグ「#どうでもいい二人」と検索してみてください。イベントのリアル感も臨場感もよく伝わるはずです。

 

それならなんで書いているのだということですが、わたしからは初心者目線というか「普通の大学生」と「メディアの人」の真ん中くらいにいる存在としてそこそこに考えることが多かったので、そのことを少し書いてみようと思います。

 

さっくりと概要を

 

とはいえ一度イベントレポートを読んでもらう手間がかかると優しくないので、簡単にですがイベントの概要を説明します。

 

登壇者は2名。ライターの朽木誠一郎さんと同じくライターのカツセマサヒコさん。

朽木さんは有限会社ノオトで、カツセさんは株式会社プレスラボにてそれぞれ活躍していらっしゃいます。

(2017年4月追記:お二方とも、2017年3月31日付けで退職されました)

 

そして、冒頭でも述べたように今回のイベントの趣旨は“読モライター”について。

あまり聞きなれないという人も多いですが、読モライターという言葉が広まったのは2月初めのことでした。

 

「ライターの”読モ”化」

この発言は、多くの議論を呼びました。一時期わたしのツイッターもタイムラインがほとんどこの記事に対する何やらでして、情報の広まり方は半端ではないと実感した一件でもあります。

 

ライターが顔を出し、タレント性で売るようになっている世の中だということですが、実際のところはどうなのだろうか。ここがイベントの本題です。

 

そして、その対比としてわかりやすいのが今回の登壇者のおふたり。

カツセさんは普段のお仕事から顔を出していることや、ツイッターで日頃からポエムを綴っていることをキッカケに物語を書かれていたりもするので、タレント性が個性となる「読モライター」

朽木さんは日頃は固めの文章を書かれることが多いので、読モライターに対して「職人ライター」

 

それぞれのメリットや実際のところどうなの?という話をだいぶ突っ込んだところまで話してくださいました。

 

「ライターになりたい」は「“読モ”ライターになりたい」な気がして

 

イベントの中身については特に触れません。

ー「結論、肩書きなんてどうでもいいんだよね。ハッシュタグの通り(笑)」

と、イベントそのものは綺麗に収束を迎えているためです。詳しい中身はレポートをぜひ。

 

この結論には納得でした。

ただ、わたしの心の中にはわだかまりというか、引っ掛かりがあるような気がして。

 

その疑問をゆっくりとほどいてみると、イベント内でのカツセさんの発言に戻ることになります。

「カツセさんみたいなライターになりたいって言われるとちょっと危険だなと思う」

 

何がわたしの中で引っかかっていたのかというと、これからライターになりたいと思っている人をわたしもひっくるめて若手と呼ぶなら、今の若手は「ライター=読モライター」と思っているのではないかなということ。

もともとこの読モライターの話題は、界隈では有名だとしても若い世代にはあまり知られていない印象があります。ということは、ライターに種類があることすら知られていないなのではないかなと。わたし自身も、ライターという職業を知ったのは読モライターの方々の記事の影響が大きいので、ライターというとそのイメージでいた時期もありました。

 

若い世代にとっては、記事を読むことそのものの行為が浸透していないことも多い……本ではないwebの文章ですら、「活字はきらい」と避ける人をよく見ます。そんな世代に文章を読んでもらうためにライター自身がインフルエンサーとなって記事を広めていった、そうなると「ライターとは読モライターである」という認識になってしまうのが必然だなと。

 

読モライターが良いか悪いということでは決してなくて、ライターになりたいならライターの仕事がそういうものではないことも知った方が良いと、純粋にそう思います。

自分の好きなことを書けるわけではないし、顔どころか名前が出る記事ならありがたいくらいで裏方に回ることも多いです。ライターとしてはまだ経験の短いわたしですら、そう実感します。

 

 

どんなライターになりたいのかを考える

 

イベントの中で、読モか職人かどうかはアウトプットが違っただけのことというフレーズが出てきたのですが、聞いた瞬間ハッとしました。たしかにお二方とも、職人ライターらしいお仕事、読モライターらしいお仕事、両方ともこなしているしこなすことができるのです。なぜなら、読者に届けるためにどういうアウトプットだと届きやすいかと考えた結果なだけであるから、と。

 

ということは、わたしたちは「〇〇みたいなライターになりたい」と言っている場合ではなく、「どんな文章を書けるライターなのか」「どんな強みがあるのかライターなのか」ということにもっと目を向けてあげた方がいいのではないかなと、そう思います。

朽木さんが「ライターの個性とは?」という話題が上がった際に答えた「書き分けがしっかりとできるのもライターの個性」という言葉の中にも反映されているように。

 

ライターになりたいなら、「どんな個性があるライターになりたいのか」ということを考えていくといいのではと思っています。わたしの場合だと、「構成の整った文章を書けるようになりたい」だったり「強い分野のあるライターになりたい」、「体力のあるライターになりたい」「企画力のあるライターになりたい」とかいろいろあります。そのくらい具現化した方が、夢が夢で終わらず掴むところまで行けるような気がします。

 

 

あとは書きまくってみる

 

「ライターになりたい」ついでに思うこと。とにかく書いてみる。

人に偉そうに言えるほどわたしも書いているわけではないかもしれませんが、ライターになりたいならブログでもなんでも今すぐ書いた方がいいです。

 

たとえばそれがブログの文章だったとしても、書くことそのものへのハードルを下げることって自分の心をとても軽くしてくれます。それに、自分の文章が拙いこともわかるし、それを発信していることでものすごく「自分ダサいなぁ〜」って客観視もできます。

 

ライターに限ったことではないですが、やりたいという動機には素直に答えてあげて足を動かすと良いことあるんじゃないかな、そう思ってわたしは毎日書いています。大変なこともたくさんあるけれど、書くことが好きだから始めたお仕事、始めたらもっと書くことが好きになりました。9:1くらいで辛い時はつらいけれど、その1が10000くらいに感じられる楽しさはあります。そして、書いた文章が人に届いていくことはもう数字では表せない嬉しさがあります。

 

ライターになりたいっていう人は、そんな風に考えて行動してみてほしいです。

そしてライターになりたいという同世代の方々とは、頼もしい若手が多いと言われるよう一緒に頑張りたいです。

就職は終わりでも始まりでもなく“手段のひとつ”であってほしい

去年の末に、こんなブログを書いた。

 

わたしたち1995年生まれの世代は、高校を卒業してそのまま大学に入学すると2017年が就職活動の季節にあたる。

わたしの友人の多くも大学に進学をしてちょうど今就職活動を控えているようで、SNSを開いてみると「会社説明会」「インターン」「ES」「スーツ寒い」と言い始めている。大晦日までそんなこと一言も言っていなかったのに、みんな突然どうしたの?と、とても驚いたものだ。

 

 

「就職活動」に囚われるわたしたち

 

たしかに年が明けると毎週のように東京ビッグサイトでは就活イベントが開催されていて、わたしも友人の誘いで先日初めて足を運んだ。

就活生と企業の人事部らしき人々で会場はごった返していて、人混みが決して苦手ではないわたしですら珍しく人酔いをして会場を立ち去るくらいだった。

 

そして思った。

この中にいたら息苦しくて見えるはずのものまで見えなくなると。

 

就職活動を否定しようとは思っているわけではない。きっとわたしだって一度くらいはどこかの会社に就職をするのだろうし(それどころか魅力的な会社がたくさんありすぎる)、会社で働くというのも面白いものだろうと期待を膨らませている学生の一人だからだ。

でも、就職活動を行ったがためにいわゆる「就活鬱」になったり、「働くことの意味がわからない」とその後の生活に明るさがなくなってしまうのなら、無理に就職活動を考えすぎなくてもいいのでは?と思ってしまうのだ。

 

さらには、就職活動をきっかけに別れを決めたカップルがいることや、就職活動に専念するためにアルバイトを辞める人がいる話も耳にした。

素直にもったいないなぁと思う。選択なんて人それぞれで、誰かの人生を揶揄できるほどわたしは自分に自信があるわけではないけれど、「就職活動」というやたら語感の強い敵に尻込みしすぎてはいないだろうか?

 

 

できない理由を並べるのは寂しくなるだけ

 

けれど、そう実際に言葉に出すとわたしは多くの意見をもらう。

 

「そうは言っても、やりたいことがないのだから仕方ない」

「勉強も出来ないし、学歴がないのだから就職するにも会社は選んでいられない」

「やってみたいことはあっても、実力がないし、実力のつけ方もわからない」

 

果ては、「しのはいいよね。やりたいことがあって、それを叶えることのできる環境があってさ。」とまで言われる。

おいおいおいおいおいー!!!!!……つっこみが追いつかないよ、と。

 

確かにその言葉はすべてその通りで、わたしにはやりたいこともあるし、それを叶えるための場も学ぶための場もある。尊敬する人も周りには多すぎて、毎日が新しいことの発見だ。幸せ以外のなにものでもないのは百も承知している。

 

ただ、たとえそうだとしても、その環境がないことを理由にやりたいことをやらずに過ごすのって寂しくないのかなと思ってしまうのだ。たとえば今、やってみたいことがあるけれど「方法がわからない」「何からやったらいいかわからない」と思っているのなら、結構それは色々なところに答えがある。検索という方法だってあるし、人に聞く、本を読む、模索できることはたくさんあるはず。

 

わたしたちが思うよりずっとたくさんの人が色々な道を指し示してくれるのだから、焦らずにその答えを見つけていけばいいじゃない。環境は、自分で見つけて作っていくものなんだよ。

 

 

やりたいことは職業に限った話ではない

 

すると、今度はこんな相談をもらう(なぜだろうか、わたしは就活アドバイザーでもなんでもないのにこの類の質問や相談をよくもらう)。

 

「やりたいことが見つからないんだけれど、どうしたらいい?」

 

どうしたらいい?だなんてとても大きな枠の質問だけれど、おそらく相談の意図は「会社でどんな仕事をしたいのかわからないのだけれど、それってどうしたら見つかるの?(どうやってしのは見つけたの?)」みたいなことだと思っている。

 

そもそも就職をした経験のないわたしにその相談をするのは人選ミスな気もするけれど、「やりたいことってなんだろう?」という質問はすごく浮き足立っているように思える。

単純に考えてみれば、やったことのないことは「興味」になるし、やったことのあることは「経験」になっていて、そのどちらかから将来やることを決めるというのが判断をするということ。やったことのないことに関して言えば、やったことないのだから「わからない」が一番近い感覚になる。

 

わたしが、「あなたが今やりたいことって何ですか?」という質問を投げかけられたら「Webの編集者になることです」と答えるだろうけれど、それは職業の話をしているだけでやりたいこととは少しズレがある。

 

だからわたしは同じ問いをもう一度投げかける。

 

「あなたがやりたいことって何ですか?」

-「言葉や文章で誰かの生活をほんの少し幸せにすることです」

 

これが、夢見がちなわたしの純粋な感覚だ。

それを叶える方法はいくつもあるし、職業だって編集者やライターに限られた話ではない。とにかく文章にたくさん触れることのできる職業でありたい、そのくらいの感覚だ。

 

就職ということを考えていうと、紙の編集もあるけれど日常的に目にする文章という意味でWebの方がおもしろそう→そのためにはどんな会社があるのだろうか→Web編集者が正社員になれる道はあまり多くはないのだなぁ→でも経験したいからがんばってみるか!→まずたくさんの文章に触れて文章を書いて発信をしよう

 

そしてこうなった。自然な発想だと思っている。

好きで文章を書いていただけの頃からはほんの少し変わって、文章を書いてお金をもらうことができるようになった。好きなことが仕事といえることになったのだなぁと思うと、やっぱり嬉しい気持ちになる。

 

 

 

わたしの感覚なんてそんなもので、夢はたくさんあるし、やりたいことなんてまだまだ山ほどある。「就職」というものでそれを叶えることも可能かもしれないけれど、その叶え方はたくさんあるだろうし、どんな選び方でも自分らしければそれでいい。

 

就職活動は自分のなりたい姿ややりたいことを後押ししてくれるもの。

あまり堅苦しく考えず、がんじがらめにされず、ゆったりとした気持ちを心のどこかに持ったまま生きてみよう。そしたら、きっといいことがあるから。

2016年終わります。ありがとうございました。

pens

しの(@shino74_811)です。あと4時間ほどで2017年ですね。

2016年はいろいろなことがありました。

 

3月に大学を中退して、4月に専門学校に再入学。その専門学校も出席率が足りずに進級が危ういところまできました。本当にわたしの人生は行き当たりばったりで楽しいです。

 

8月からライターのお仕事も始めて、早くも4か月が経ちました。

「絶対辞めなさそう」と言われた東急ハンズのアルバイトも退職して、随分振り切った決断の多い1年だったように思います。

特にMOLTSに関わらせていただいたラスト12月に関しては、早すぎて記憶がないです。ベンチャーってすごい、そして、社長もすごい人すぎて毎日が楽しいです。

 

そんなわたしが2016年で関わったお仕事をまとめました。レッツゴ。

 

 

企画・取材・撮影

それまでは「ライターになりたいけどなり方がわからない」っていう時期を過ごしていて、クラウドソーシングだったりキュレーションメディアだったりといくつかお世話になっていたのですが、企画出すことも、編プロさんとお仕事することも、アポイント取ることも、名刺持ってお店にお邪魔することも、ついでに写真の撮影もレタッチも全部一人でこなしたので、だいぶやりきった感がありました。初めてちゃんとお仕事したー!!っていえるものがこれです。

そして、その全てが初めての経験で、誰もそばにはいないっていう孤独感と「普通がわからない」っていう不安だらけでした。とにかくやってみるしかないって思って動けたことで、個人的には思い出の詰まった記事になりました。

 

と、同時にできないことが山のようにあると気がつくこともできました。

骨のあるライターになりたい、webで生きていくことのできる人間になりたいと思って、この取材のあたりからとにかく暇さえあれば文章書いてました。

 

らぶりりーす

11月からライターとして参加させていただいているメディアです。

編集長のあんちゃさん(@annin_book)が素敵な方すぎて、名もないわたしを拾ってくださったのが嬉しくて幸せでもう、ほんとに!

 

1発目がこれ。勇気の塊でした。

今となっては「処女です!どーも!」くらいはもう言えるようになりましたが、最初のうちは周囲の反応もいろいろと気になって記事出した夜は結構心臓バクバクでした。

 

ところが、わたしの心配をよそにツイッターでも個人リプくださる人がいたりと思いの外楽しんでいただけたようで、「処女」っていうひとつのキーワードを元にメディアとして面白いと捉えてくださっているんだなぁと思って吹っ切れました。

 


と、吹っ切れたので勢い余って走りました。

確かこの記事に対して、インターン先のMOLTSの社長であるそめひこさんが「読んだらまともに仕事できなくなりそうだからそっと閉じた」とか言ってくださったような気がします。嬉しかった。

(ちなみにこのあたりから、「処女」っていう直接的なニックネームをいただきました。最高です。)

とはいえ、初めてお会いする方からも「処女の記事読んだよー!」と言っていただけて、そこから会話も広がったり、お会いしたかった様々な方にお会いすることもできたので本当に良かったなぁと思ってます。いつ卒業するかについてですが、存じ上げません。

 

ニッチな記事も書きました。

需要あるのかもはやわからなかったけれど、これに関しては相当書き倒した感覚です。

 

LeTRONC(ルトロン) 大人のトラベル&カルチャーマガジン

お店やイベントなどの魅力を動画で伝える大人のためのwebマガジン「LeTRONC」も取材含めて参加させていただきました。

こちらはカメラマンさんとの初めてのお仕事でまた新鮮でした。動画ってこうできていくんだなぁという感激と、文字数の少ない中で魅力を伝えるってすごく難しい。コピーライターさんとかってすごい。

 

 

自由気ままに書くブログとかも

せっかくならたくさん文章を書こう!と思って始めたブログも実り多いものでした。

名前に「詩」の漢字が入っているからか小さい頃から詩を書くのが大好きな子だったので、その詩を書くように文章書いてみたいなと思って始めました。おしゃれだし。

 

前職が文房具の販売だったこともある通り、文房具がまぁ好きなんです。雑誌に載っている文房具とかもいいけれど、陰に隠れているような文房具にもフォーカスを当ててみたいなと思って書いてます。

ちなみに、こっちは写真撮影・レタッチも全部できるので苦手なPhotoshopの練習にもなっていて楽しいです。
本当にわたしはデザイン学生なのだろうかと心配になるくらい、デザインの作品を作っていませんが、来年はデザインも含めてさらに飛躍できるよう全身全霊で頑張ります!!

よろしくお願いします!!!

株式会社東急ハンズを退職しました

2016年12月10日の出勤をもって、アルバイトとして2年半勤務した東急ハンズを退職しました。
2年半もの間、こんな私のことを面倒見てくれた同じ職場の方々には感謝しかありません。

本当にありがとうございました。

 

いろいろなことがあって、さまざまな経験をさせてもらうことのできた、濃ゆい濃ゆい2年半でした。

退職する時に、お世話になっていた方から「本当に2年半しかいなかったの?」と聞いていただけるくらい、私としても、一緒の時間を過ごした職場のみなさんとしても、充実という言葉が当てはまっているようでとても嬉しく感じています。

 

2年半働き続けていたのにも関わらず一度も仕事自体を辛いと思ったことはなかった上、むしろ働けば働くほどのめり込んでいました。

熱があって出勤したのに仕事していたら治ってしまった、みたいなことまでもあるくらい。

 

初めて出勤した日から今まで留まることを知らずに全力で突っ走ることができて、最高の2年半でした。

 


 

退職するにあたって、これからどうするの?ということを聞いていただいたので、その話も少しだけ。

 

主に2つのことを軸に生きていこうと思っています。

ひとつは、株式会社MOLTSでのインターン。ウェブの運用やコンサルティングを行っている会社です。私が常々、「この人の元で働いてみたい」と思っていた、その方が社長です。

毎日私の800倍くらい仕事をこなすカッコイイ人たちの背中を追いかけながら毎日楽しく働いています。

 

もうひとつは、フリーライターとして。

まだまだこなしている案件数は少ないですが、「鈴木詩乃」をブランド化しながら、個として働いていきたいと思っています。

 

自分に自信がなく人の目ばかり気にして生きていた私が、「鈴木詩乃」であるということに自信を持って生きることができるようになったのも、東急ハンズでのたくさんの経験があったからです。

その自信をこれからもしっかり持ち続け、誰かの存在に寄りかからずまっすぐ立って歩けるように、まずは本気でがんばってみようと思います。

 


 

最後になりますが、この2年半で出会うことのできた大切な方々へ。

何もできなかった、泣き虫で頑固で、時々偉そうで横柄な私を受け入れてくださって、本当に本当に本当にありがとうございました!!!!!!

 

 

はじめまして、と言いたいところ

こんにちは!しのといいます。

 

ブログの最初って、どう書いていいのかわからないです。
「はじめまして」から始まるブログが通常だとも思うのですが、ブログの1記事めだからって意気込むのもどこか違う気もして、何を書いていいのかわからない。

なので、せっかくなのでこの機会に、「わからない」とわたしは声を大にして言います。

 

せーの…

「わからない」
お付き合いありがとうございました。

 

というような、シュールな始まりからですが、このブログには普段のあれこれを書こうかな、なんて思っています。

 

普段のあれこれ以外のものは、

「オモウコト」-21歳の思いを綺麗めに書いています

 

「文房具のおはなし」-日の当たらない文房具に日を当てます

ということになっていますので、気が向いたらぜひ遊びに来てみてください。

 

それでは!